判決の内容

  • 2017.10.25 Wednesday
  • 11:21

ここからは田渕弁護士の説明を聞いて少し詳細を

(間違いがあればご指摘ください)

 

原告44名に対し

国に32名、企業に10名 

重複している方もいるので全体で34名が勝利しました。

逆を言えば10名は敗訴判決

理由は一人親方、事業主は労基法、安衛法の労働者ではないから対象外

同じ現場で同じ仕事してなんで区別されるのか本当によくわかりませんが

今回もここは突破できず、しかし実態に合わせて判断するという事です。

(実際に一人親方労災で労災認定されていても労働者性が認められれば救済する)

 

国の責任は、

防じんマスク着用は昭和51年1月1日以降

 平成7年3月31日まで義務付けしなかったこと

警告表示については昭和51年1月1日以降

 H18年8月までの間まで義務付けを行わなかったことが違法と判断されました。

(福岡、大阪が昭和50年以降、京都判決が昭和49年以降ですのでちょっと遅くなってます)

 

後 説明では、今までは防じんマスク使用を促すための警告表示に過ぎなかったが

今回は警告義務違反自体も個別に違法性を認めた点が前進したそうです。

防じんマスク着用は労働者への配慮だが、警告表示に関しては現場で働くすべての人が対象

一人親方、事業主にも救済の道を開く可能性が広がったとのことでした。

 

企業責任について

今回、企業責任を認められた会社は

ニチアス、ノザワの2社でした。

たった2社なの?と思うかもしれませんがそうではないと説明がありました。

まず大前提

被告企業は昭和51年1月1日以降

     防じんマスクの着用が必要であるという表示し警告する義務を負っていたこと

これを怠ったことを認めました。

全メーカーに責任はあるという事をはっきりと認めた!

 

これは大事な事です。

しかし

ですが、が入ってしまいます。

 

それを個別に認定するには「高度の蓋然性を証明すべき」

と言っております。なんのこっちゃ

原告一人ひとりの肺に入ったアスベストをどこが製造したか

相当高い確率で証明をしろ!

と言っている。

どこの建材使ったか特定しろと

出来るか!!!!!

ここでも現場実態を全く無視した判決なんです。

 

でも

そこ原告、弁護団で使った建材を詰めていった結果

 

保温材をだいぶ製造していたニチアスに対して保温工さんは

相当な確率で使っているという高度の蓋然性が証明できたので認められました。

 

左官工、タイル工が使っていた混和材をほぼ作っていたノザワに対して

高度の蓋然性が証明できたのでこの2つの職種も認められました。

 

3業種に関しては突破しました。

ここで大きいのは一人親方、事業主も企業責任でははずされません。

ここで救われた一人親方、事業主もいます。

企業に勝つという事はいろんな意味で大きい!

 

他の業種の突破は、今回できませんでした。いろいろなところが作っていたから。

 

そこをシェア10%以上あれば1年一度は使うだろうからと企業責任を認めた

京都判決は勝たせてくれたんですが。

今回シェア20%の企業にも勝たせてくれなかったそうです。

でもこうやって判決を積み上げていくことが大事なんです。。

この2社に勝てたことは大きい!

との田渕弁護士の説明でした。

その通りだと思います。

 

とにかく企業に責任があることをしっかりと認めた判決であることは間違いありません。

 

以上です。

 

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